はじめまして、こつぶ夫人です。アタクシの秘密のお部屋へようこそ。
 
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【2009.08.15 Saturday 】 author : スポンサードリンク
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半々で。
本日は18禁。
18歳以下の若者と、純粋無垢な人々は尻尾を巻いて逃げるが良いぞ。






友人がSMクラブデヴュー。
というのも、前の彼女とホテルへ行った際に、
「ねえ、もう一回」
「ねえ、もう一回」
と、ねだられたのを拒否した際に、酷くひっぱたかれて元気になっちゃった、
という経験より、

「オレってM男なのか???」

という根本的な疑問にぶち当たったらしい。
それを解決するには、プロに接するしかないという理屈で
彼はその店のエントランスをくぐったのだ。



「SとM、どちらになさいますか?」

と聞かれて、困った彼は

「あ、あの・・・・半々で。」

彼についたSM嬢も凄い。

「わかりました。」

と最初の20糞、もとい20分、見事なSっぷりだったようで、
すっかりビビッてしまった彼は、
後半でSにならねばならないところを切り替えられず、

「いじめてくださいませ。」

と言われて

「そ、そんな・・・か、肩を揉めでございます。」


とSなのかMなのか丁稚なのか
よくわからないキャラクターになってしまったそうだ。

この話を聞いていて
M男が調教されていく過程を、見た気がした。
【2008.05.19 Monday 18:45】 author : こつぶ夫人
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おっきい事はいいことだ。
本番、仕込みと炊き出しがあった。

つまり、昼食や夕飯をお弁当ではなく劇団の子が作ってくれるのだ。
これはかなり嬉しい。
出来立ての料理が食べられるなんて普通の現場ではまず無い。

で、ホールに入って初日、
楽屋を覗きに行くと、焼きそばが作られていた。

「晩はカレーなんです♪」

ジゾウちゃんという女優が、焼きそば焼き焼きにっこり笑っていたが、
おそらく晩には間に合わないであろうゆったりキッチン。

で、俺がカレーを同時進行で作ることになったのだが。

俺は具を小さく切って溶かし派。
王子が野菜苦手なので、やむを得ずそうしている。

「どれくらいに切る?」

と聞くとジゾウちゃんが

「あ、おっきいほうが皆喜ぶかなぁ・・・。」

と言ってニンジンやらのサイズを指定。
そのサイズが。


えっと。


どう言ったら良いか。

それ、ニンジンの半分だよね。

トムとジェリーの○人だってもうちょっと小さく切ってたよね。

ってサイズ。

鶏肉も聞いてみた。
量が無いので、ニンジンよりは小さく切ろうかと思って。


「あ、大きいほうが皆喜びますよね♪」


それ、拳骨サイズだけど。
いいのだろうか。
人数分とれないぜ?


しかし満面の笑みで
“皆がゲンコツサイズの鶏肉と格闘している姿”
を思い描くジゾウちゃんの想像図に水を差す気になれず、
指示どうりに。


前半カレーを食べに降りてきたスタッフさんは

「おっきい〜♪」

と大喜びだったのだが、

後半カレーを食べた若者たちは

「具がない〜!」


おっきい方が喜ばれたよ。
確かに。

でも、「皆」に喜びが当たらなかったね、ジゾウちゃん。

てか大きいにもほどがある、っていうお話。
【2007.07.14 Saturday 16:43】 author : こつぶ夫人
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愛と哀しみの整体劇場。
通っている整骨院での話。

scene 1『私のカレはバレエ的』

カーテンで仕切られた俺の隣に、
中年の・・・俺より少し年上であろう女性が入っていった。
暫くすると、彼女が誰ぞと喋っている声が、聴こえる。

聴こえる、というよりは、うるさい。

「いや、ほんと、いいのよ、彼のことをバレエ的に見たら。
タカハタ的に言えば、彼じゃなかったんだけど。」

バレエ的に見る?なんじゃ?バレエダンサーか??

「で、アタシは一応子供のクラスの前列で教えてるのね、
前にやってた、て子が来たんだけど、勘が戻ったって言ってんねん。
心斎橋の発表会はA席しか取れなくって。」


中途半端な関西弁と、脈絡のない内容が
エル・パンダーのエントリーを思い出させた。
先生が何も言わないところをみるに、携帯で誰かと喋っているのだろう。


「そう、彼とはバレエ的に出会ったからバレエ的には良くわかる。」


彼女はそのまま話し続けた。
カレが舞台から降りてきて彼女の手をとった運命的な出逢いの話、
喫茶店でで大盛りのアイスを食べた話、
バレエ的な付き合い、カレは本当に彼女のカレなのか迷っているという話、
そしてバレエのクラス話。

相手が相槌など打つ間もなく喋り続けた。

彼女は彼を愛しているのだがなかなか前に進まない。
やるせない思いをバレエに打ち込んで紛らわせているのだそうだ。
そして彼は熊川哲也を目指し頑張っているから応援したい。

みたいな話。

始めは(病院で携帯の長電話なんて、なんと非常識な。)と思っていた俺も、
最後にはもっと続きが聞きたくなるほどになっていた。



と、突如。
彼女の話が終わった。


「お疲れ様でした!気をつけて!」

という先生の声には無反応で
彼女は無言のまま病院を後にした。

scene 2 愛と哀しみのボレロ

バレエ的、バレエ的、バレエ的・・・・・

俺が頭の中でその言葉を反芻しながらマッサージに身を委ねていると、
先生が突然声をかけてきた。


「すみませんね、こつぶさん、びっくりしたでしょ?」
「え?あ、はい・・・聴いてて良いもんかどうか迷いましたけど。他人様の電話。」
「あ、あれね、独り言なんですよ。」


「はぁぁぁぁ???」


独り言、長っ!


てか妄想だった?


「あのお客さん、旦那さんもお子さんもいらっしゃるんですけどね。」
「え?か、バレエ的な彼氏は??」
「想像みたいですよ。バレエもやってらっしゃらないし。」


なんとも腰の悪い俺に、また腰の抜ける話だ。

「あ、あの話、続きもんですか?」

と訊ねると先生は笑って、

「続きはないし、終わりもないんですよ。」
「なんでですか?」
「彼のことを好きだけど、彼はそのことを知らないんです。
だから話が前に進まないんです。」

「・・・・・・なるほど。」
「・・・で、毎日同じ話をしに来はるんです。」

「毎日???」


俺は彼女が少し気の毒に思えてきた。
終わらない恋、進まない恋。

妄想だとしても、何も変わらない架空の毎日を過ごすには、彼女はまだ若い。

「僕が作家なら、話を進めてあげるんですけどね。」

先生が言った。

しかし待てよ、進んだからといってどうだろう。
空想の彼氏は決して彼女を幸せにはしないだろう。
だってバレエの上手い、「目指せ熊川!」君など居ないのだから。どこにも。


同じ空想を繰り返していることで、この話は成立するのだ。
愛と哀しみのボレロ。

同じ話を繰り返し、繰り返し。

溜息をつきながら俺は帰り道にアイスを買った。
【2007.05.18 Friday 14:28】 author : こつぶ夫人
| 不思議さん。 | comments(20) | - |
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